草食化は日本だけじゃない 米国でも20年前と比べてセックスの回数が減少していることが判明
サンディエゴ州立大学などが行った調査によると、現代人たちは20年前と比べてセックスの回数が少ないことが判明した。
1990年代前半と比べると年間7回分、1990年代後半と比べると9回、それぞれセックスの回数が少ない。
これは全米27,000人を対象にした調査の結果で、対象者のうち96%がストレートの男女。
調査対象となった年は1989年から2014年で、それぞれの年が終わるときに「今年どれくらいセックスをしましたか?」という質問をした。
その結果、アメリカの大人たちは1990年代に比べて2010年代はセックスの回数が減っていることが判明した。
セックス回数の減少は人種、性別、宗教、子供の有無などとは関係なくみられる全体的な傾向。
また成人の中でも、年齢が高くなるほど年間セックス回数は減っていくという。
25歳以降、一歳ごとに1.18回ずつ年間セックス回数は減ってゆくという傾向がみられた。
研究者たちの見解では、この回数の減少は男女関係のありかたが変化した結果である、という。
現代は男女が付き合いだしても長い間続けない(続かない)場合が多く、そのため長期間のパートナーシップが築かれない傾向が強い。
関係が長期間であるほど年間セックス回数は多くなるのだ。
またソーシャルメディアで時間を使うことが多くなった結果、パートナーとの時間が減っていることも原因として指摘されている。
しかし「よいセックスライフ」というのは回数の多さだけの問題ではない、ということに気づくことも必要だろう。
量よりも質のいいセックスを追求したほうがいい。
大して盛り上がらないセックスを週に3回するよりは、お互いに満足のいくセックスを週に1回したほうが幸せなセックスライフと言える。
だから、もしあなたが頻繁にセックスをしていないとしても、それは問題ではない。
あくまで質の良いセックスをしているか、それを考えるようにしたい。