「セックス中毒」って何?意外に関係あるかもしれないので基礎知識を持っておこう
ネットなどでこのセックス中毒という言葉が出てくることがある。
では、いったいどういう「中毒」なのだろうか?
しばしば、セックスが好きで相手かまわずやろうとする人のことを、ふざけてこの言葉で表すことが多い。
しかしあくまでからかい半分で使われることが多く、アルコールやドラッグの中毒のように精神疾患の一種として広く認知されているものではないようだ。
イギリスの新聞「The Sun」に、比較的分かりやすい説明が書かれているので、ここに紹介する。
あくまで新聞記事であり医療現場からの専門家による報告ではないが、「もしかして自分は?」と感じている人がいたら参考にしてほしい。
「セックス中毒」というのは、コントロールが効かなくなった性的行動のことをいう。
この定義によれば、たとえばポルノを観る、マスターベーションをする、風俗に通いつめる、過剰な性的妄想を抱く、相手を選ばずに関係をもつ、などの行動についてコントロールが効かなくなった場合は、セックス中毒の可能性があることになる。
言い換えれば、セックス中毒とは、セックスや恋愛に対して健全な姿勢を保つことができないことを指す、と言えるだろう。
このように対象となる範囲が広いため、ある人にとってのセックス中毒がほかの人にもそのまま当てはまるとは限らない。
そのため、「この症状がでたらセックス中毒です」という分かりやすいガイドラインのようなものは作りにくいようだ。
多くみられる特徴としては、以下のようなものがある。
よくある「セックス中毒」の特徴
- よく知らない人に対して性的・感情的に入れ込んでしまう。
- 別れては付き合う、ということを繰り返す。
- 一人の相手から別の相手に突然乗り換える。
- 複数の相手との関係を続ける。
- 恋愛感情と性欲を混同してしまう。
- 一人でいることができない。
- ストレス、罪悪感、さみしさ、怒り、後悔などをセックスで解決しようとする。
- 人をセックスを通して支配しようとする。
- 恋愛やセックスの妄想にとりつかれてしまう。
- 自分に関心を持ってくれない相手と自分を結びつけようとする。
- 自分が傷つくことを恐れ、肉体的・精神的なつながりを避けようとする。
しかし同時に、秘密を持つ、孤独を好む、気分の浮き沈みが激しい、恋愛関係・家族・社会的責任を避ける、といった一見したところセックスとは直接関係がなさそうなことも、実はセックス中毒の症状である可能性もあるらしい。